Pangea Music 歌詞 解説 by Judicious Broski

コロナ自粛生活も一年以上経ち、引き続き制作活動は続けているもの、

ボーッと何もしたくない時間を過ごすことも増えてきた気がします。

五月病でしょうか。。

2021年に入って既に30曲以上は作ったでしょうか。

そのほとんどが他のアーティストへの参加曲なので、リリースを楽しみにしましょう。

無限にリリック、フローは湧いてきますが、やはり曲を作り録り、ミックスをするのはエネルギーが要りますので、一日中音楽をやっている訳にはいかないものです。


そこで、今年3月にリリースしたEPのタイトル曲、"Pangea Music" の歌詞について、解説でも書き記そうと思います。


まず、前提として、海外のファンが多いです。なので、Judicious Broskiの曲は基本的に歌詞が分からなくても、フローとデリバリーだけで乗れる、楽しめるものとなっています。

しかし、リリックを紐解いてみると、ただそれっぽい事を言っているだけ、というよりは、ダブルミーニング、連想ゲームのような言葉遊びをふんだんに盛り込んでいます。さらに、そう言ったレトリックの向こう側、あるいはその根本に、伝えたい事、アチテュードが込められています。

今回は主にレトリックの部分を掻い摘んで解説します。「思い」の部分は、この曲に限らず、全作品において一貫しているので、実際に聴いて感じ取っていただけたら、感無量です。




まずは、下記のフックから。


<フック>

Pangea music

①境目ない Pangea music

超えてく列島 Pangea music

俺ら作ってるPangea music

②水面下で広がるマングローブ

オオカミ吠えてるwoo woo woo

③満ち足りてるlike a full moon moon

俺ら作ってるPangea music


①「Pangea Music」Pangeaとは、ペルム紀から三畳紀にかけて存在した超大陸、「パンゲア大陸」のことを指し、国境、人種、信条、性別等関係なく、世界の人々と音楽を作っていくという意味が込められています。この曲はYoungLoveGetsRealという若干16歳のスウェーデン人ラッパーとコラボしており、曲自体をレペゼンしているラインとも言えます。


②「水面下で広がるマングルーブ」は、マングローブの様に、まだ有名ではないけれど、水面下で音楽を広げていく様を意味しています。そして、実は、③満ち足りてるlike a full moon moonのラインとリンクしています。満月の日は、潮位が上がると言われるからです。マングルーブが水面下にある=水位が上がっている。また、満月の夜に狼が鳴く=狼男のイメージです。


こんな感じで、連想ゲームみたいに、それ自体にあまり意味はなかったりするのですが、

言葉同士がリンクしたりしています。

「へ〜」って感じで聴いていただければと思っています。


バースに行ってみましょう。


<バース>

③見えない壁を超えた向こうに

一体何通りのストーリー

④開ける世界まるでオブリビオン

⑤選択肢は超えるトリリオン

⑥六面体で繋がる大陸

⑦No JYP but Cube like Rubik

⑧負けても勝っても腹から遠吠え

⑨俺のダブルボイスが奏でるオーボエ


③は純粋に、国境という見えない壁の向こう側に、たくさんの人々がいて、それぞれが人生を生きていることの素晴らしさ、壮大さを賛美しているラインです。


④は、オブリビオンというオープンワールドゲームがあるのですが、それのことです。単純ですが。


⑤オブリビオンというゲームでは、作中プレイヤーが選ぶ選択肢次第で、ストーリーが変化していきます。世界は、人々のその時々の選択の連続でできたいるとこを示唆しています。


⑥六大陸が、3Dに繋がっていくイメージ(=パンゲア)です。


⑦直訳すると、「JYPじゃないけどルービックの様にキューブ」ですが、何を言っているかというと、音楽で世界を六面体の様につなげていき、その中にはルービックキューブの様にトリリオンを超える解(=物語)があると言うことです。世界の人々が手を取り合い、よりボーダーレスな世界になっても、それぞれの人々が誰のものでもない自分の人生を楽しむことができる、そんな世界になったらいいなあと言う思いでしょうか。障壁を取り除くと、均質化して、無個性、(ビジネスでいうとコモディティ化と言いましょうか、)そういうものになってしまうのが常ですが、このラインはそう言ったものへのアンチテーゼとなっています。JYPはNiziU作ったプロデューサーですが、Cubeという事務所の方なので、ダブルミーニングで使いました。ディスではないです。笑


⑧負け犬の遠吠え=フックの狼のイメージとリンクしたラインです。まあ、人と比べて、勝ち負けでいろんな物事を判断せず、スクリームしていきましょう、という感じです。


⑨私のラップも、有名になりたいとか、誰より勝りたいとか、そういう感じでなく、ただただ奏でているだけ、という意味です。声を重ねてダブルボイスでラップすることが多いので、オーボエみたいですよと。なぜオーボエかと言いますと、オーボエはダブルリード式の弦楽器だからです。


以上が簡単な解説です。

結構単純と感じましたでしょうか?

肩肘張らず、連想ゲームの様に楽しんでいただけると嬉しいです。

こんな感じでワードプレイしています。

lil wayneとかの歌詞の発想と近いかもしれません。好きでしたから。


EP内だと、"Level up"という曲が、今回紹介した曲よりも、かなり偏執狂的にレトリックを使っています。時間があったら色々探してみてください。アハ体験になるかもしれません。笑


まだこのサイトの訪問者は少ないので、何のご縁か、ここまで辿り着き、読んでくださった方はありがとうございます。あなたは、私の心の支えです。愛しています。


マン万が一、この曲も解説して欲しい等あれば、インスタでも何でもコンタクト下さい。


"ラッパーは自分の曲のリリック解説しているときが一番楽しい"

-Judicious Broski (1992〜)


良い一日を!笑

Judicious Broski Official Website

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